第12回企画展　美濃路展

美濃路は、古くは鎌倉街道として平安鎌倉の歌人や文人が旅した古くからの街道であり、後に整備され美濃路(美濃街道)として発展し、多くの旅人が行き交いました。その街道の一部が安八町の結地区を通っています。
美濃路と呼ばれる前の関ヶ原の戦いでは、家康の先鋒を勤めた福島正則が、清洲城からこの道を西に進み、勝利した徳川家康がこの道を通って凱旋。参勤交代はもちろんのこと「朝鮮通信使」「琉球王使」「お茶壺道中」、また将軍献上のため、象も通りました。そして、将軍上洛時と朝鮮通信使の時には現在の揖斐川に船橋が架けられました。
何気なく通行している道路も、史実を重ね合わせると歴史的風景に変わります。社会の急速な変化の中、伊吹山とともに旅した人たちに思いをはせていただければと存じます。

※こちらの企画展は終了しました。