町屋観音堂
- [公開日:2011年12月26日]
- [更新日:2023年3月24日]
- ID:387
町屋観音堂について
この観音堂は結神社とともに参道東側に建立されていましたが、濃尾地震で本堂が倒壊、また揖斐川の河川改修にてその地は河川敷となったため、ご本尊は約29年間、民家に安置されていました。大正8年に現在地に本堂が再建され、さらに老朽化と歴史の道整備事業の関係で平成6年に現在の姿に再建されました。
ご本尊は、十一面観世音菩薩で、縁結びや安産にご利益があるとされています。観音像の頭上にある高さ約6cmの黄金の仏様は、照手姫の守り本尊です。
郷土の文学者、岡田垣斎氏の古文書ならびに古来よりの照手姫伝説によれば、その昔応永30年(1424年)頃、霊告により、照手姫は小栗判官との再会を願望し結大明神へ七日間の祈願をしました。そして照手姫は小栗判官との再会の願望成就を喜び、守り本尊を明神(結神社)へ納めました。
その後、明神が村民に「この尊像は当地に有縁の尊像なれば観音の頭上に載せ緒人に拝ませよ」と告げられました。以後、守り本尊は、十一面観音の頭上に祀り結神社と共に縁結び、安産の観音として村民等しく崇拝の的であります。
毎年8月10日の千日まいりでご開帳され、この守り本尊を拝むことができます。この日にお参りをすると、千日お参りするのと同じご利益があるという言い伝えがあります。
毎年8月10日の千日まいり
十一面観世音菩薩
御手洗水鉢
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